プラテスがデラ・マダレナを3R TKO ウェルター級タイトル戦線へ大きく前進

プラテス、打撃の幅で元王者を上回る
カルロス・プラテスが、UFCウェルター級戦線で強烈なインパクトを残した。
日本時間5月2日、オーストラリア・パースのRACアリーナで開催された「UFC Fight Night: Della Maddalena vs Prates」。
メインイベントでは、カルロス・プラテスがジャック・デラ・マダレナを3ラウンドTKOで下した。
試合終了タイムは3ラウンド3分17秒。
デラ・マダレナにとっては、地元オーストラリアでの再起戦だった。
かつてUFCウェルター級王座まで到達したデラ・マダレナは、鋭いボクシングと近距離での打ち合いを武器に評価を高めてきた選手だ。
地元パースのファンの前で勝利し、再びタイトル戦線へ戻るためにも重要な一戦だった。
試合展開
しかし、この日の主役はプラテスだった。
試合序盤からプラテスは、パンチだけでなく、ヒザ、ヒジ、ローキックを散らしながらデラ・マダレナを削っていった。
デラ・マダレナも前に出ようとしたが、プラテスは冷静に距離を取り、カウンターと多彩な打撃で主導権を握る。
特に目立ったのは、プラテスの打撃の幅だった。
デラ・マダレナは本来、近距離のボクシングで相手を崩していくタイプだ。
だが、プラテスはその得意な距離に簡単には入らせなかった。
カーフキックで足を削り、前進してくるところにヒザやパンチを合わせる。
さらに組み際や近い距離でもヒジを使い、デラ・マダレナに安全な時間を与えなかった。
試合が大きく動いたのは3ラウンドだった。
プラテスはカーフキックでデラ・マダレナを崩し、最後はグラウンドでの追撃でレフェリーストップを呼び込んだ。
プラテス、ウェルター級タイトル戦線へ本格参戦
この勝利は、プラテスにとって非常に大きい。
単に元王者を倒しただけではない。
デラ・マダレナを相手に、打撃戦で明確に上回り、メインイベントでフィニッシュした。
ジェフ・ニール、レオン・エドワーズに続き、デラ・マダレナも止めたことで、ウェルター級のタイトル挑戦候補として一気に存在感を強めた。
試合後、プラテスは王座挑戦への意欲も示している。
現在のウェルター級は、王者イスラム・マカチェフとイアン・マシャド・ギャリーのタイトル戦線を軸に大きく動いている。
マカチェフとイアン・マシャド・ギャリーのタイトル戦を見据え、その勝者への挑戦をアピールした。
デラ・マダレナ、再浮上への課題
一方のデラ・マダレナにとっては、厳しい敗戦になった。
地元でのメインイベント、元王者としての再起戦という大きな期待を背負った試合だったが、プラテスの圧力と打撃の多彩さを最後まで止めることができなかった。
前戦で王座を失った後の試合でもあり、今回の敗戦で再浮上には少し時間が必要になりそうだ。
それでも、デラ・マダレナがウェルター級トップクラスの実力者であることに変わりはない。
打撃戦でここまで崩された経験を、次にどう修正してくるのか。
再びトップ戦線に戻るためには、次戦の内容がかなり重要になる。
まとめ
UFCパースのメインイベントは、地元の元王者が復活を示す夜ではなく、ブラジルの危険なストライカーがタイトル戦線に本格参戦する夜になった。
カルロス・プラテスは、もう単なる勢いのあるフィニッシャーではない。
元王者をメインイベントで止めたことで、UFCウェルター級の中心に名乗りを上げた。
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