UFC 329で中国・香港ルーツの注目ファイターが大一番へ ワン・ツォンとロニー・カヴァナがランキング上位に挑む

UFC 329は、コナー・マクレガー vs マックス・ホロウェイ2に大きな注目が集まっている。
しかし、この大会で見逃せないのはメインイベントだけではない。
中国のワン・ツォン(Wang Cong)、そして香港にルーツを持つロニー・カヴァナ(Lone’er Kavanagh)にとっても、UFC 329は大きな意味を持つ大会になる。
女子フライ級ではワン・ツォンがトレイシー・コルテス(Tracy Cortez)と対戦。
男子フライ級ではカヴァナがブランドン・ロイバル(Brandon Royval)に挑む。
どちらも、単に順位を争うだけの試合ではない。
ここで勝てば、一気に階級内での立ち位置を変えられる試合だ。
ワン・ツォンはトップ10入りを狙う一戦
女子フライ級では、ランキング12位のワン・ツォン(Wang Cong)が、ランキング8位のトレイシー・コルテス(Tracy Cortez)と対戦する。
ワンは「The Joker」のニックネームで知られる中国のフライ級ファイターだ。
打撃を武器にUFCで存在感を高めており、デビュー戦ではヴィクトリア・レオナルドを1ラウンドKOで下して強い印象を残した。
ただし、UFCで上位に入るには、打撃の強さだけでは足りない。
過去にはガブリエラ・フェルナンデスに一本負けを喫しており、組みやグラウンドへの対応は今後も問われるポイントになる。
今回の相手コルテスは、女子フライ級トップ10にいる実力者だ。
簡単に打撃戦だけに付き合ってくれる相手ではなく、組みや試合運びも含めてワンの総合力が試される。
ここで勝てば、ワンはトップ10入りだけでなく、さらに上位ランカーとの対戦も見えてくる。
アジア女子MMAの存在感をUFCでさらに高めるためにも、かなり重要な一戦になる。
ロニー・カヴァナはタイトル戦線接近の大チャンス
男子フライ級では、ロニー・カヴァナ(Lone’er Kavanagh)がブランドン・ロイバル(Brandon Royval)と対戦する。
カヴァナは現在、フライ級トップ5目前まで順位を上げてきた新鋭だ。
まだUFCでのキャリアは長くないが、勢いという意味ではかなり面白い存在になっている。
大きかったのは、2026年2月のブランドン・モレノ戦だ。
カヴァナはメキシコで元UFCフライ級王者モレノを判定で破り、一気にランキング上位へ食い込むきっかけを作った。
この勝利はフライ級の実力者として見られるための大きな勝利だった。
ただし、今回のロイバル戦はまた別の難しさがある。
ロイバルはフライ級上位で長く戦ってきた選手で、元タイトル挑戦者でもある。
打撃戦でペースを乱すこともできれば、スクランブルから一本を狙うこともできる。
フライ級を代表するファイターであり一筋縄ではいかないだろう。
カヴァナにとって重要なのは、ロイバルの展開に巻き込まれないことだ。
距離を保って打撃で試合を作れるか。
組みやスクランブルで後手に回らないか。
ここでロイバルを超えられれば、カヴァナは一気にタイトル戦線へ近づく。
香港にもルーツを持つ英国ファイターが、UFCフライ級の上位に本格的に食い込めるのか。
UFC 329のロイバル戦は、カヴァナが“期待の新鋭”から“タイトル候補”へ変わるための重要な一戦になる。
UFC 329は中国・香港ルーツの選手にも重要な大会に
ワン・ツォンは女子フライ級トップ10入りをかけて、トレイシー・コルテスに挑む。
ロニー・カヴァナは男子フライ級トップ5定着をかけて、ブランドン・ロイバルと対戦する。
中国のワン・ツォン、香港にルーツを持つカヴァナが、UFCのランキング上位にどこまで食い込めるのか。
その意味でも、この2試合には注目しておきたい。


