ワン・ツォンがコルテスに判定勝利 反則による減点を乗り越え4連勝、王者シェフチェンコを挑発

現地時間7月11日、米国ネバダ州ラスベガスのT-Mobile Arenaで「UFC 329: MCGREGOR VS HOLLOWAY 2」が開催された。
女子フライ級では、ランキング12位のワン・ツォン(Wang Cong)が同8位のトレイシー・コルテス(Tracy Cortez)と対戦。
3ラウンドを通して打撃戦を優位に進め、判定3-0でキャリア最大級の勝利を手にした。
ローキックとボクシングでコルテスを攻略

試合では、ワンがコルテスの前足にローキックを集めながら、正確なパンチを織り交ぜて主導権を握った。
コルテスも前へ出て反撃を狙ったが、より効果的な打撃を当てていたのはワンだった。
距離を保ちながら攻撃を組み立て、3ラウンドを通してコルテスに簡単にはペースを渡さなかった。
一方でワンは、グラウンド状態の相手に反則となる膝蹴りを放ち、1ポイントを減点される場面もあった。
それでも試合全体で築いたリードは揺るがず、ジャッジ3者がいずれも29-27をつけ、ワンのユナニマス判定勝利となった。
ランキング8位を破り4連勝
今回の勝利でワンは4連勝を達成。
ランキング8位のコルテスを破ったことで、女子フライ級の上位戦線へ大きく前進した。
反則による減点がありながらも、すべてのジャッジから2ポイント差をつけて勝利しており、内容面でも明確に上回った一戦だった。
試合後、ワンはチームと対戦を受けたコルテスに感謝を述べたうえで、女子フライ級王者ヴァレンティーナ・シェフチェンコの名前を挙げた。
過去に勝利したシェフチェンコへ対戦要求
ワンとシェフチェンコは、過去にキックボクシングの試合で対戦している。
ワンは約10年前にシェフチェンコを破った実績を持ち、その因縁を持ち出してオクタゴンでの再戦を要求した。
ワンは試合後、シェフチェンコに対して次のように呼びかけている。
「10年前、あなたは私に負けた、受けるつもりがあるなら、今度はオクタゴンで戦いましょう」
ランキング8位を破ったとはいえ、すぐに王座挑戦が実現するかは不透明だ。
しかし、過去の対戦結果という明確なストーリーを持つワンが、女子フライ級王者に向けて強烈なメッセージを発したことは間違いない。
UFC 329 試合結果
女子フライ級
ワン・ツォン ○判定3-0(29-27、29-27、29-27)トレイシー・コルテス ●



