朝倉海、背水のUFC初勝利へ 鶴屋怜は再起戦、マカオで日本勢2人が勝負の一戦

2026年5月30日、中国・マカオのギャラクシー・アリーナで開催される「UFC Fight Night: Song vs. Figueiredo」に、朝倉海と鶴屋怜が出場する。
大会はソン・ヤドン vs デイヴソン・フィゲイレードをメインイベントに据えたUFCマカオ大会。
その中で日本のファンにとって大きな注目となるのが、朝倉海と鶴屋怜の2試合だ。
朝倉はメインカードでキャメロン・スモザーマンとバンタム級戦、鶴屋はプレリムでルイス・グルレーと対戦する。
大会前日の公式計量も行われ、朝倉は135.5ポンド、スモザーマンも135.5ポンドでクリア。
鶴屋とグルレーはともに135ポンドで計量を終え、両試合とも予定通り行われる見込みとなった。
朝倉海、UFC初勝利を懸けてバンタム級へ
朝倉海にとって、今回のスモザーマン戦はUFC初勝利を懸けた重要な一戦になる。
朝倉はRIZINで実績を積み、UFCではいきなりフライ級タイトル戦でアレシャンドレ・パントージャに挑戦した。
しかしUFC初戦は2Rリアネイキッドチョークで敗戦。
その後のティム・エリオット戦でも2Rギロチンチョークで一本負けを喫し、現在UFCでは0勝2敗となっている。
今回の試合は朝倉にとって大きな切り替えの機会でもある。
これまでUFCではフライ級で戦ってきたが、今回はバンタム級戦。
RIZIN時代に主戦場としてきた階級に戻る形であり、減量面の負担が軽くなる分、本来のスピードや爆発力を出しやすい可能性がある。
対戦相手のキャメロン・スモザーマンは、12勝6敗のアメリカ人ファイター。
UFC公式記録では、キャリア12勝のうち6勝がKO/TKO、1勝が一本となっており、打撃で試合を動かせるタイプだ。
UFCで2連敗中という状況を考えれば、勝利だけでなく、内容面でも存在感を示したいところだ。
朝倉海がUFCの舞台で十分に通用することを示す試合にしたい。
相手も打撃を得意とする選手だけに、朝倉の最大の強みである速さ、カウンター、膝、右ストレート、そして一気に畳みかけるフィニッシュ力がどこまで通用するかが最大の見どころになる。
鶴屋怜、プロ初黒星からの再起戦
一方、鶴屋怜も再起を懸けた一戦に臨む。
鶴屋はROAD TO UFCを勝ち抜いてUFC契約をつかみ、UFCデビュー戦ではカルロス・ヘルナンデスに判定勝利。
日本人フライ級の新鋭として大きな期待を集めた。
しかし、2025年3月のジョシュア・ヴァン戦でプロ初黒星を喫し、今回はそこからの復帰戦となる。
現在の戦績は10勝1敗、UFCでは1勝1敗。
当初、鶴屋はヘスス・アギラーと対戦予定だったが、アギラーが負傷により欠場。
代役としてルイス・グルレーが入った。
グルレーは5月16日にダニエル・バレスを判定で下したばかりで、約2週間という短い間隔でマカオ大会に臨む。
試合は当初のフライ級ではなく、バンタム級戦として行われる。
鶴屋の強みは、やはりレスリングを軸にした圧力とスクランブル能力だ。
相手を下がらせながら組み、テイクダウンし、上から削る。
打撃で倒すタイプではないが、組みの展開に持ち込めば一気に試合の主導権を握れる。
ジョシュア・ヴァン戦では、打撃の回転力と距離管理に苦しみ、組みの展開を作り切れない時間帯もあった。
その経験をどう修正してくるかが問われる。
グルレーは11勝3敗のファイターで、UFC公式記録では5勝がKO/TKO、1勝が一本。
打撃の回転力があり、短期代役とはいえ勢いを持っている相手だ。
鶴屋としては、打撃戦に付き合いすぎず、早い段階で組みの展開を作りたい。
日本勢2人の今後を左右する一戦
今回のUFCマカオ大会は、日本勢にとって非常に意味のある大会になる。
期待込めた声援も多い。
朝倉海はUFC初勝利を懸けた一戦。
鶴屋怜はプロ初黒星からの再起戦。
どちらも単なる一試合ではなく、UFCでの今後の立ち位置を大きく左右するカードだ。
特に朝倉は、RIZIN時代から日本の格闘技界を引っ張ってきた存在であり、UFCでの初勝利を待つファンは多い。
バンタム級に戻った今回、持ち味である打撃の爆発力を見せられるか。
鶴屋は、UFCでの将来を期待される日本人ホープとして、ここでしっかり勝ち直せるか。
計量をクリアし、あとは試合を待つだけとなった日本勢2人。
マカオのオクタゴンで、朝倉海と鶴屋怜がそれぞれの再出発を懸けた勝負に挑む。
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