ドリカス・デュ・プレシがカマル・ウスマンとの元王者対決を制す 5ラウンドの激闘で判定勝利

日本時間2026年7月19日、米国オクラホマ州オクラホマシティのペイコム・センターで「UFC Fight Night: Du Plessis vs. Usman」が開催された。
メインイベントのミドル級では、同級ランキング2位の元王者ドリカス・デュ・プレシ(Dricus Du Plessis)と、元UFCウェルター級王者カマル・ウスマン(Kamaru Usman)が対戦。
デュ・プレシが判定3-0で勝利した。
採点は50-45、49-46、49-46。
序盤に打撃でリードを築いたデュ・プレシが、後半に手数を増やしたウスマンを振り切り、王座陥落後の再起戦を白星で飾った。
第1ラウンドはデュ・プレシが距離を支配
試合開始からデュ・プレシはジャブ、前蹴り、カーフキックを使い、自らの距離で試合を進めた。
ウスマンはボディへのジャブを返したものの、デュ・プレシは踏み込んでくる相手に右のオーバーハンドを合わせた。
耳の後ろ付近へ打撃を受けたウスマンが一瞬バランスを崩す場面もあり、デュ・プレシはさらにジャブや蹴りに右の強打を組み合わせて攻撃を重ねた。
ラウンド終盤にはウスマンの攻撃がローブローとなり、試合が一時中断した。
再開後もデュ・プレシは左ハイキックやパンチを当て、最初の5分を取った。
左ハイキックと膝蹴りでウスマンを揺らす
第2ラウンドはウスマンが積極的にパンチを振って前へ出たが、デュ・プレシは後方へ動いて攻撃をかわし、ジャブで中央を突いた。
デュ・プレシは左ハイキックを立て続けに当てると、ウスマンが低い姿勢になったところへ膝蹴りを合わせた。
ウスマンがタックルを仕掛けた場面でも、デュ・プレシはテイクダウンをしのぎ、離れ際に膝蹴りを合わせた。
スタンスを入れ替えながらパンチと蹴りを組み合わせ、ウスマンに狙いを絞らせなかった。
デュ・プレシは右ストレートや連打でもウスマンを後退させ、目の周辺を腫らして出血させた。
ウスマンは打撃を受けながらも倒れずに反撃したが、デュ・プレシがこの試合で最も明確な攻勢を見せたラウンドとなった。
ウスマンが試合初のテイクダウンに成功
第3ラウンドは、それまでよりも慎重な打撃戦となった。
ウスマンはレベルチェンジを見せながら右ストレートやボディへのパンチを狙い、デュ・プレシに組みへの警戒を続けさせた。
デュ・プレシもフェイントに大きく反応せず、膝蹴りやワンツー、ボディへの蹴りを返した。
ラウンド後半、ウスマンはデュ・プレシの片脚を取ってテイクダウンに成功した。
デュ・プレシはすぐに立ち上がったものの、ここでウスマンが試合初のテイクダウンを記録した。
終盤にはウスマンも前蹴りを当て、後半戦へ向けて反撃の姿勢を見せた。
ウスマンが手数を増やすもデュ・プレシが強打
第4ラウンドに入ると、ウスマンはオクタゴン中央へ出て、ボディジャブや前蹴りを増やした。
デュ・プレシはジャブを使って距離を保ちながら、ウスマンのテイクダウンを回避。
左ハイキックを当ててウスマンをぐらつかせ、右の強打でも後退させた。
ウスマンも終盤に力強いコンビネーションを命中させて反撃した。
続けて胸元への蹴りを当てるなど、それまで以上に積極的な攻撃を見せたが、デュ・プレシもハイキックを返して主導権を完全には渡さなかった。
最終ラウンドはウスマンが意地の猛攻
第5ラウンド序盤、デュ・プレシは距離を取りながらボディキックとワンツーを当てた。
途中でデュ・プレシのインローがローブローとなり、試合が一時中断された。
再開後、デュ・プレシは右ハイキックを立て続けに当て、ウスマンを大きく揺らした。
しかし、ウスマンは再び立て直すと、疲れの見え始めたデュ・プレシに右ストレートを命中させた。
デュ・プレシがテイクダウンを仕掛ける場面もあったが、ウスマンはこれを防いだ。

終盤はウスマンが前へ出てパンチをまとめ、右の強打でデュ・プレシを下がらせた。
試合終了直前にも連打を仕掛けると、デュ・プレシは後退しながらガードを固め、ウスマンの攻撃をしのいだまま25分間の戦いを終えた。
デュ・プレシが王座奪還を宣言
判定は3者ともデュ・プレシを支持した。
1人が全ラウンドを与える50-45、残る2人が49-46をつけた。
試合後、デュ・プレシは最後まで正面から戦ったウスマンを称賛し、敬意を示した。
「カマル・ウスマン、自分のベストを引き出してくれてありがとう、生涯尊敬し続ける戦士だ」
さらに「再び勝利を手にした、ベルトを取り戻そう」
と語り、再びミドル級王座を目指す意思を明確にした。
デュ・プレシ対ウスマンは、大会の「ファイト・オブ・ザ・ナイト」にも選出された。
試合結果
ミドル級:5分5ラウンド
WINNER:ドリカス・デュ・プレシ判定3-0(50-45、49-46、49-46)カマル・ウスマン



