朝倉海の次戦相手、キャメロン・スモザーマンとは何者か 元Fury FC王者、再起を狙う危険なストライカー

朝倉海のUFC次戦の対戦相手キャメロン・スモザーマン。
舞台は2026年5月30日にマカオのギャラクシー・アリーナで行われる「UFCファイトナイト:ソン vs. フィゲイレード」。
朝倉はUFCでの2戦をフライ級で戦った後、今回は本来の主戦場でもあったバンタム級に戻り対戦する。
朝倉にとってはUFC初勝利を狙う重要な一戦であり、同時に、UFCでのバンタム級初戦という意味でも大きな試合になる。
スモザーマンは、アメリカ・テキサス州ヒューストンを拠点とするバンタム級ファイター。
ニックネームは「The Baby-Faced Killa」。
戦績は12勝6敗で、勝利のうち6勝がKO/TKOというフィニッシュ力を持つ。
身長は5フィート9インチ、体重は135ポンドのバンタム級で、所属はMetro Fight Clubとされている。
キャリアの土台になっているのは、米国テキサスを拠点とする有力ローカル団体Fury FCでの実績だ。
スモザーマンはFury FCで経験を積み、バンタム級王者にもなった選手である。
2023年にはピーター・カバジェロを2ラウンド21秒で仕留めるなど、早い段階から一発のあるストライカーとして存在感を見せていた。
UFC参戦へ
スモザーマンはデイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズを経験したものの、その場で即契約を勝ち取ったわけではなかった。
2024年10月にジェイク・ハドリー戦の代役として急遽UFCデビュー。
短期間でのオファーを受けながら、判定勝ちで初陣を飾った。
この勝利は、スモザーマンの度胸で権利を勝ち取った。
ただし、UFCで順調に勝ち星を重ねているわけではない。
ハドリー戦の勝利後、2025年5月にはセルヒー・サイディに判定負け。
さらに同年6月にはリッキー・シモンにも判定で敗れ、UFCでは現在1勝2敗という状況にある。
いずれもフィニッシュ負けではないが、UFCでは相手に主導権を握られる時間があり、流れを奪い返す力が課題として残っている。
なお、2026年1月にはリッキー・トゥルシオス戦が予定されていたが、計量後のアクシデントにより試合は中止となっている。
覚えてるファンもいると思うが軽量後にフラフラになって倒れた映像がソーシャルメディアを賑わせた。
今回の朝倉戦は、スモザーマンにとって仕切り直しの意味も持つ。
VS 朝倉海
スモザーマンの特徴は、やはり打撃だ。
前に出てプレッシャーをかけ、パンチで局面を変えられるタイプで、戦績上も、勝ち星の半分をKO/TKOで挙げている。
特に序盤から相手に警戒を強いるパワーがあり、朝倉にとっても不用意に距離を詰めると危険な相手と言える。
一方で、近年のUFCでの敗戦を見ると、足を使う相手や組みを混ぜてくる相手に対して、流れを奪い返す部分には課題も見える。
朝倉海にとって、この試合は単なる再起戦ではない。
フライ級でUFCに挑戦した朝倉が、バンタム級に戻してどのような動きを見せるのか。
RIZIN時代に見せてきたスピード、踏み込み、カウンター、そしてフィニッシュ力をUFCのバンタム級で再び発揮できるかが問われる。
崖っぷちの立場なのは朝倉にとっても同じことではある。
スモザーマンにとっても、この一戦は大きい。
UFCで連敗中のなか、朝倉海という日本のスター選手を倒せば、一気に存在感を取り戻せる。
朝倉にとってはUFC初勝利を狙う試合であり、スモザーマンにとっては生き残りと再浮上を懸けた試合。
両者にとって、当然負けられない意味を持つカードだ。
フラットな立場から見れば、この試合は「朝倉海のバンタム級再始動」と「スモザーマンの再起」がぶつかる一戦でもある。
派手な名前だけで見れば朝倉に注目が集まりやすいが、スモザーマンは危険な相手であり、決して侮っていい相手ではない。
そもそもUFCに侮れるような相手はいない、世界トップの団体だ。
朝倉がUFCで流れを変えるためには、スモザーマンの打ち合いに付き合いすぎず、天性のスピードと打撃の精度で上回る必要がある。
ぜひRIZINでの輝きを取り戻して拳の森でバンタム級戦線を駆け上って行ってほしい。
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