「恋人にしたいRIZIN現役ファイター」1位はケイト・ロータス 競技でも進化を続ける人気ファイター

6月12日の「恋人の日」に合わせ、ABEMA格闘は「恋人にしたいRIZIN現役ファイター」の企画結果を発表した。
1位に選ばれたのは、RIZINやDEEPを舞台に活躍するケイト・ロータス。
2位にはヒロヤとNOELが同率で入り、3位には萩原京平が選ばれた。
今回、男女を含めた現役RIZINファイターの中からトップに立ったケイトは、華やかなルックスだけでなく、試合を重ねるごとに成長を見せてきた選手でもある。
空手と柔道を経験し、22歳からMMAの道へ
ケイト・ロータスは1998年3月16日生まれ、兵庫県出身。
兄の影響で5歳から空手の型競技を始め、全国大会でベスト8に入った経験を持つ。
12歳からは約2年間、柔道にも取り組んだ。
その後はフィジーク競技に挑戦。
22歳の頃、減量の一環として近くのジムでミット打ちを始めたことをきっかけに、総合格闘技の世界へ足を踏み入れた。
2020年12月にDEEP JEWELSでプロデビューすると、熊谷麻理奈を相手に一本勝ち。
端正なルックスと鍛え上げられた肉体で早くから注目を集めた一方、キャリア序盤は勝利と敗戦を繰り返し、競技者として順風満帆な道を歩いてきたわけではない。
転機となったのは2024年3月の桐生祐子戦だった。
開始から打撃で圧力をかけ、1ラウンド1分28秒でプロ初のTKO勝利。
従来から評価されていたフィジカルに加え、打撃の攻撃力を結果で示した。
RENA戦で広く知られる存在に
2024年7月の「超RIZIN.3」では、長年にわたって日本の女子格闘技界をけん引してきたRENAと対戦した。
念願だったRIZIN初出場で、いきなり大舞台の強豪と向き合うことになったケイトは、序盤から臆することなく打撃を仕掛けた。
最終的には2ラウンドTKOで敗れたものの、アグレッシブに打撃を返し、RENAを相手に攻撃を効かせる場面も作った。
大きな注目を集めた試合で敗れた後も、ケイトは歩みを止めなかった。
同年11月には、空手の型で世界大会優勝経験を持つ月井隼南からリアネイキッドチョークで一本勝ち。
打撃だけの選手ではないことを示し、再起を果たした。
2025年5月には、韓国で行われたRIZIN大会でシン・ユリに判定勝利。
自身初の海外試合を制すると、9月にはベテランの富松恵美をパウンドでTKOし、11月のRIZIN神戸大会ではイ・ボミとの激しい打撃戦を判定で制した。
RENA戦後に4連勝を記録し、話題性だけでなく、女子軽量級の上位を狙う実力者として評価を高めていった。
完敗から約2カ月で再起
2026年3月のRIZIN.52では、DEEP/DEEP JEWELSミクロ級王者の大島沙緒里と対戦した。
打撃を得意とするケイトに対し、大島は低い姿勢から組みつき、テイクダウンとグラウンドコントロールで試合を支配。
ケイトは得意な距離で攻撃する時間をつくれず、判定で敗れた。
試合後には涙を見せながら「完敗」と認め、練習してきた動きを実戦で出せなかったことや、組みの攻防で対応できなかったことを率直に振り返った。
4連勝が止まっただけでなく、タイトル戦線への前進を阻まれる厳しい敗戦だった。
それでも、約2カ月後の5月10日に開催されたRIZIN.53で、柔術黒帯のケイティ・ペレスを相手に再起戦へ臨んだ。
試合では打撃で優位に立つだけでなく、相手のテイクダウンや腕十字を防ぎ、スクランブルではバックや上のポジションを奪った。
最終ラウンドにもチョークを防いで攻め返し、3人のジャッジ全員が30-27をつける判定勝利を収めた。
大島戦で課題となった組みと寝技の攻防でも対応力の改善を示し、わずか約2カ月で勝利街道へ戻ったことは、ケイトが単なる人気先行の選手ではないことを改めて示す結果となった。
強さと親しみやすさのギャップも支持の理由
試合中はストライキングを中心に繰り出し、気持ちを前面に出して戦う。
一方、リングを離れると、ゲームや漫画を趣味として挙げるなど、自然体で親しみやすい一面も見せている。
競技活動と並行してテレビ番組などにも出演し、格闘技以外の場でも発信を続けてきた。
華やかなビジュアル、鍛え抜かれた身体、試合で見せる闘争心、そして敗戦後にも自分の弱さを隠さない率直な姿勢。
その複数の魅力が重なり、幅広い支持につながっているのだろう。
今回の企画では、ヒロヤとNOELが同率2位、萩原京平が3位にランクインした。
いずれもリング上の活躍に加え、それぞれ異なる個性でファンを引きつける選手たちだ。
その中で1位となったケイト・ロータスは、見た目の美しさで注目を集めながら、ファイターとして評価を積み上げてきた。
今回の企画だけから、ファンがどの部分を評価して投票したのかまでは分からない。
ただ、近年の戦績や、敗戦を受け止めて課題と向き合い、再起する等身大の姿も注目を集める魅力になっているのは間違いない。
