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榊原CEOがRIZIN仙台大会を総括 神龍誠の新時代と貴賢神への辛口評価

EasyFight運営
榊原CEOがRIZIN仙台大会を総括 神龍誠の新時代と貴賢神への辛口評価

2026年6月6日、宮城県のゼビオアリーナ仙台で「RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI」が開催された。

全試合終了後には榊原信行CEOが大会を総括。
新たなフライ級王者となった神龍誠をはじめ、元谷友貴を破ったトニー・ララミー、計量超過の末に勝利した貴賢神、再起を果たした矢地祐介冨澤大智などについて自身の考えを明かした。

初の東北大会に手応え

今大会は、RIZINにとって初となる東北地方での開催だった。

試合数や対戦カードに対して厳しい意見もあったが、榊原CEOは出場選手が気持ちのこもった戦いを見せたと評価。
格闘技の魅力が詰まった大会になったとして、選手や関係者への感謝を口にした。

会場から感じた熱量も高く評価しており、仙台を含めた東北地方での継続開催についても前向きな姿勢を示している。

神龍誠の王座獲得でフライ級に新たな流れ

最も印象に残った試合には、扇久保博正と神龍誠によるフライ級タイトルマッチを挙げた。

神龍は約2年前に敗れた扇久保との再戦を判定3-0で制し、RIZINフライ級王座を獲得。
判定決着ではあったものの、新王者の誕生によってフライ級の歴史が動いたことを高く評価した。

一方で、長年RIZINのフライ級を支えてきた扇久保と元谷友貴がそろって敗れたことにも言及。
今後は両者と落ち着いた状態で話し合い、競技生活だけでなく、その先の人生も含めて今後を考えていく方針を示した。

ララミーはタイトル挑戦にふさわしい存在

元谷を判定3-0で破ったトニー・ララミーについては、タイトル挑戦にふさわしい選手だと高く評価した。

試合は本来の57.0kg契約から59.0kg契約へ変更されたが、ララミーは打撃でダウンを奪い、組みの攻防でも元谷を上回った。

榊原CEOは、経験豊富な元谷にほとんど自分の展開を作らせなかった試合運びを評価。
新王者・神龍への挑戦者として、ララミーが有力な位置まで浮上したことを認めた。

計量超過の貴賢神には厳しい言葉

酒井リョウに1ラウンドTKO勝利した貴賢神については、勝利を評価するよりも、1.2kgの体重超過を厳しく問題視した。

榊原CEOは、ヘビー級とフライ級では体重超過の意味が異なるとしながらも、決められたルールを守れない選手を無条件で認めることはできないとの立場を示した。

貴賢神は2026年8月に開幕するヘビー級グランプリへの出場を目指していたが、今回の勝利だけで出場を後押しする気持ちにはなれないと説明。
最終的な判断は、グランプリの選手選考を担当するチャーリー柏木氏に委ねられることになりそうだ。

矢地祐介の勝利にも辛口評価

ISAOとのベテラン対決を判定3-0で制した矢地祐介は、試合後にライト級グランプリが開催されるなら「台風の目になりたい」とアピールした。

しかし、榊原CEOの評価は厳しかった。

自身は矢地が判定で敗れたと思ったほどの接戦だったと明かし、グランプリで存在感を示すためには、相手を圧倒して完全決着できる状態まで戻る必要があるとの考えを示した。

勝利によって再起の一歩を踏み出したことは間違いないが、トップ戦線への本格復帰を証明するには、さらに強い内容が求められる。

冨澤大智の成長を評価

加藤瑠偉を1ラウンドTKOで破った冨澤大智については、大きな成長を感じたと評価した。

試合前には、レスリングとグラウンドを武器とする加藤が有利になる可能性もあった。
しかし、冨澤はテイクダウンを奪われながらも耐え抜き、最後は自らトップポジションを奪ってパウンドで試合を終わらせた。

試合後に冨澤が提案した皇治との対戦については、選択肢の一つとして検討する姿勢を示した。

ただし、9月10日の京セラドーム大阪大会は、8試合前後に絞り、すべてのカードをメインイベント級にする構想があるという。
冨澤対皇治が実現するかどうかは、今後の大会全体の編成次第となる。

萩原京平に忖度なし ダウトベック戦が大阪への試金石

7月18日の広島大会では、萩原京平カルシャガ・ダウトベックの対戦が決定した。

萩原は9月の大阪大会への出場を直談判していたが、榊原CEOは地元出身だからといって簡単な相手を用意することはないと説明。
現在10連勝を記録しているダウトベックという、極めて厳しい相手が用意された。

それでも萩原が勝利すれば、ファンの期待も高まり、大阪大会への出場につながる可能性がある。

萩原にとってダウトベック戦は、復活を証明すると同時に、大舞台への切符をつかむための重要な一戦となる。

シェイドゥラエフを止めるのは誰か

8月11日のRIZIN.54では、元フェザー級王者のクレベル・コイケと、20歳の秋元強真が対戦する。

この一戦には、フェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフへの挑戦者を見極める意味も含まれている。

シェイドゥラエフはクレベルに一度勝利しており、秋元についても現時点では脅威と見ていない様子だという。
それだけに、両者が直接対決でどのような勝ち方を見せ、王者との対戦を望む空気を作れるかが重要になる。

シェイドゥラエフ自身も大晦日まで試合をしないわけではなく、強い相手であればいつでも戦う姿勢を示している。
今後のフェザー級は、無敗王者を誰が止めるのかを中心に動いていきそうだ。

BreakingDownとの対抗戦に込めた狙い

榊原CEOは、話題となっているBreakingDownとRIZINの対抗戦についても説明した。

BreakingDownを外から批判するだけではなく、実力に疑問があるならRIZINの選手が実際に乗り込み、結果で力の差を示すべきだという考えがある。

一方で、BreakingDownの上位選手については、1分間の試合に慣れているだけでなく、一定の実力も持っていると評価。
RIZIN勢がアウェーの環境で注目を集める試合を見せれば、今後のRIZINで新たな対戦カードを組むきっかけにもなる。

ただし、BreakingDownの選手が勝利したからといって、積極的にRIZINへ引き上げる方針ではない。
参戦の可能性は、選手本人の実力や、その後の成長によって判断されることになる。

仙台大会から始まる新たな流れ

神龍誠の王座獲得、ララミーの台頭、扇久保と元谷の敗北。

仙台大会では、これまでRIZINを支えてきた選手たちから、新たな世代へと流れが変わり始める結果が続いた。

一方で、体重超過を犯した貴賢神や、判定で勝利した矢地に対しては厳しい評価も示されている。
単に勝敗だけを見るのではなく、プロとしての姿勢や試合内容まで含めて、今後の起用を判断していく考えがうかがえた。

初めて東北地方で開催されたRIZINは、新王者の誕生とともに幕を閉じた。

仙台大会をきっかけに東北で格闘技の熱がさらに広がるのか。
そして新たに動き始めたフライ級、フェザー級、ヘビー級の戦いがどのような展開を迎えるのか、今後のRIZINからも目が離せない。

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