コナー・マクレガーがジャスティン・ゲイジー戦に興味なし 「三階級制覇」への野心を語る

UFC 329を目前に、コナー・マクレガーの発言が再び話題を呼んでいる。
マクレガーは現地時間7月11日、ラスベガスで行われるUFC 329でマックス・ホロウェイと再戦する。
今回の試合は、マクレガーにとって約5年ぶりのオクタゴン復帰戦だ。
それだけでも大きな話題だが、試合前からすでに次戦候補の名前が挙がり始めている。
その一人として名前が挙がっているのが、UFCライト級王者ジャスティン・ゲイジーだ。
ゲイジーはマクレガーとの対戦に関心を示しており、UFC 329も会場で観戦する意向を示しているという。
だが、マクレガー本人はゲイジー戦に強い興味を示していない。
むしろ、辛辣な言葉でゲイジー戦を切り捨てるような姿勢を見せた。
ゲイジー戦よりも、まずはホロウェイ戦
マクレガーは、ゲイジーからの対戦希望について聞かれると、「順番待ちの列に並べ」という趣旨の言葉で反応した。
マクレガーにとって、自分の名前が多くの選手から挙がるのは当然のことなのだろう。
5年間オクタゴンから離れていても、彼は今なおMMA界最大級のスターであり、勝っても負けても対戦相手にとって大きなチャンスになる存在だ。
ただし、今のマクレガーが見ているのはゲイジーではない。
まず目の前にいるのは、マックス・ホロウェイだ。
マクレガーは、ゲイジーがUFC 300でホロウェイにKO負けしたことを持ち出し、ゲイジー戦の優先度を下げるような発言をした。
ゲイジーを「ホロウェイに倒された選手」として扱った形だ。
これは単なる罵倒ではない。
マクレガーらしい振る舞いでもある。
目の前のホロウェイの価値を高めながら、ゲイジーの立場を下げる。
さらに、自分がそのホロウェイを倒せば、ゲイジーより上にいるという構図を作ることができる。
マクレガーは、試合前の言葉だけで相手や周囲の空気を動かす選手だ。
今回の発言にも、その特徴がよく出ている。
ライト級復帰には慎重な姿勢
注目すべきなのは、マクレガーがゲイジー戦そのものだけでなく、ライト級復帰にも慎重な姿勢を見せていることだ。
マクレガーは過去にフェザー級とライト級でUFC王座を獲得した。
UFC史上初めて、同時に二階級王者となった選手でもある。
しかし、ゲイジーはライト級王者だが、今回のマクレガー vs ホロウェイ戦はウェルター級で行われる。
マクレガーは、ライト級に戻るかどうかについて明言していない。
むしろ本人は、フェザー級、ライト級に続く「第三の王座」に関心を示している。
別の階級でもベルトを狙う。
それがマクレガーの言う「三階級制覇」の意味だ。
もちろん、現実的には簡単な話ではない。
マクレガーは2021年のダスティン・ポワリエ戦で足を骨折し、そこから長期離脱していた。
今回のホロウェイ戦は、復帰戦であると同時に、今のマクレガーがどのレベルにいるのかを測る試合でもある。
5年間のブランクがある。
大きな怪我もあった。
ライフスタイルやコンディション面を疑問視する声もある。
マクレガー自身も、そうした疑問が存在することは理解している。
それでも本人は、疑う人々を黙らせるつもりでいる。
マクレガーは本当に戻ってくるのか
マクレガーはかつて、UFCという舞台の見え方そのものを変えた選手だった。
強烈な打撃、独特の言葉、圧倒的なプロモーション力。
試合前から相手を飲み込み、試合後にはさらに大きな物語を作る。
マクレガーがいた時代のUFCは、彼を中心に動いていた時期があったと言っても過言ではない。
だが、今は2026年だ。
マクレガーが二階級王者として頂点に立った時代から、すでに長い時間が過ぎている。
ライト級も、ウェルター級も、当時とはまったく違う顔ぶれになっている。
それでもマクレガーは、自分がまだゲームを変えられる存在だと考えている。
UFC 329でホロウェイを倒せば、その言葉には一気に現実味が出る。
ゲイジー戦、ライト級王座戦、あるいは三階級制覇につながる別のビッグマッチ。
マクレガーの次戦候補は一気に膨らむだろう。
逆にホロウェイに敗れれば、マクレガーの復帰は厳しい現実に直面することになる。
今回の発言で改めて分かったのは、マクレガーが今も自分を中心に世界が動くと信じていることだ。
ゲイジーを挑発し、ホロウェイ戦を前に自信を見せ、三階級制覇への野心まで口にする。
あとは、オクタゴンの中でそれを証明できるかどうか。
UFC 329は、コナー・マクレガーが本当に戻ってきたのかを確かめる大会になる。


