ソン・ヤドン、地元中国でフィゲイレードを一本葬 2Rギロチンでバンタム級戦線に再浮上

2026年5月30日、中国・マカオのギャラクシー・アリーナで開催された「UFCファイトナイト・マカオ」のメインイベントで、ソン・ヤドンがデイヴソン・フィゲイレードに勝利した。
バンタム級の上位対決として行われた一戦は、ソンが2R4分42秒、ギロチンチョークによる一本勝ちを収めた。
この勝利は、ソンにとって非常に大きな意味を持つものだった。
前戦ではショーン・オマリーに敗れており、タイトル戦線に踏みとどまるためにも勝利が欲しい一戦。
さらに今回は、2018年以来となる中国での試合でもあり、母国のファンの期待を背負うメインイベントだった。
1Rは慎重な立ち上がり、終盤にフィゲイレードが上を取る
試合序盤は、元UFCフライ級王者フィゲイレードの試合巧者ぶりが光った。
1Rは互いに手数が少ない慎重な立ち上がりとなったが、フィゲイレードが右を当てる場面があった。
終盤には、ソンがキックでバランスを崩したところにフィゲイレードが上を取る場面もあり、簡単にソンへ流れを渡さなかった。
2R、テイクダウン狙いにギロチンを合わせて一本
しかし2Rに入ると、ソンが徐々に流れを引き寄せた。
右ストレート、ローキック、ハイキックなど打撃のヒットが増え、フィゲイレードに距離をつかませない。
勝負を分けたのはテイクダウンの攻防だった。
フィゲイレードが終盤にテイクダウンを仕掛けたところで、ソンがギロチンを合わせ、そのまま強烈に絞め上げる。
フィゲイレードは脱出を試みたが、チョークは深く入り、最後はタップを選ばざるを得なかった。
ストライカーが見せたMMAファイターとしての幅
ソンといえば、スピードと回転力のある打撃、強いフィジカルを武器にするストライカーの印象が強い。
その選手が、元王者を相手にサブミッションで仕留めたことは大きい。
ソンにとってUFCでのサブミッション勝利は、2017年のUFCデビュー戦以来。
打撃の印象が強い選手が、重要なメインイベントで極め切ったという事実が、バンタム級上位陣への大きなアピールになった。
フィゲイレードはバンタム級で苦しい状況に
一方のフィゲイレードにとっては、厳しい結果となった。
フライ級時代には王者として強烈な存在感を放ったが、バンタム級では直近5戦で4敗となり、タイトル戦線に残るうえで厳しい状況に置かれている。
今回も要所で経験を見せたものの、最後は自ら仕掛けたテイクダウンにギロチンを合わされ、一本負けを喫した。
バンタム級戦線へ再浮上
メインイベントでの一本勝ちにより、ソン・ヤドンはバンタム級戦線で再び存在感を高めた。
母国の中国で、元王者を相手にフィニッシュ勝利。
しかも決着は、自身の成長を感じさせるギロチンチョークだった。
タイトル挑戦へ向けて、ソンが再び上位戦線に名乗りを上げる一勝となった。
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