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【BreakingDown20】RIZINが対抗戦を2勝1敗で制す 井原が鈴木を撃破

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【BreakingDown20】RIZINが対抗戦を2勝1敗で制す 井原が鈴木を撃破

2026年6月14日、福岡市のマリンメッセ福岡A館で「BreakingDown20」が開催され、RIZINとBreakingDownによる3対3の対抗戦が行われた。

RIZIN側はアラン“ヒロ”ヤマニハ鈴木博昭宇佐美正パトリックが出場。
BreakingDown側は虎之介、井原良太郎、ライト級王者の細川一颯が迎え撃った。

結果は、ヤマニハが開始13秒で虎之介に一本勝ち。
井原が延長判定で鈴木を破り、1勝1敗で迎えた大将戦では宇佐美が細川に判定勝ちを収めた。

対抗戦はRIZIN側が2勝1敗で勝ち越したが、井原が実績豊富な鈴木を下す番狂わせも生まれた。
RIZINの経験と技術が示される一方で、BreakingDown勢の成長と勢いも感じさせる3試合となった。

ヤマニハが開始13秒で虎之介に一本勝ち

対抗戦の先鋒戦では、ヤマニハと虎之介が61kg以下のMMAルールで対戦した。

試合開始直後、ヤマニハはスライディングするように低く入り、そのまま引き込んで虎之介の左脚を抱える。
一気にヒザ十字を極めると、虎之介はタップした。

決着時間はわずか13秒。

虎之介は空手とボクシングをバックボーンに持ち、打撃戦で勝機を見いだそうとしていた。
しかし、試合は本格的な打撃戦になる前に終わった。
ボンサイ柔術で技術を磨き、RIZINで朝倉海秋元強真らと戦ってきたヤマニハが、グラウンド技術の差を明確に示した。

事前には「RIZINのレベルは全然違う」と言い切っていたヤマニハ。
その言葉を裏付けるような、圧倒的な一本勝ちとなった。

井原良太郎が“怪物くん”鈴木博昭を破る

中堅戦では、初代BreakingDownバンタム級王者の井原良太郎と、“怪物くん”鈴木博昭が66kg以下のキックルールで対戦した。

元SB世界スーパーライト級王者で、ONE世界王座への挑戦経験も持つ鈴木に対し、井原がどこまで通用するのかが注目された一戦だった。

序盤は鈴木が蹴りを使いながら前へ出て、井原は得意の左ストレートを狙う。
互いに警戒が強く、決定的な場面が少ないまま試合は進んだ。

鈴木はインロー、右ハイキック、左フックを当てて攻勢を取る。
一方の井原も終盤にパンチをまとめたが、本戦の判定は5者全員がドローとなり、勝負は延長ラウンドへ持ち越された。

延長では、鈴木が引き続きローキックとハイキックを狙うなか、井原の左ストレートが鈴木の顔面を捉え、鈴木がバランスを崩す場面も作った。
延長判定は5-0で井原を支持した。

井原は2026年3月に芦澤竜誠をKOしたのに続き、RIZIN参戦経験を持つ選手に2連勝。
試合後には、自身の敗北を予想していたRIZINファンへ向けて感情を爆発させた。

対抗戦としてはBreakingDown側が1勝を取り返し、勝負の行方は大将戦へ託された。

宇佐美正パトリックが細川一颯に再び勝利

1勝1敗で迎えた大将戦では、宇佐美正パトリックとBreakingDownライト級王者・細川一颯が71kg以下のキックルールで再戦した。

両者は2024年大晦日の「RIZIN DECADE/雷神番外地」で対戦し、宇佐美がボディへの連打で2R2分59秒、TKO勝ちを収めた。
細川にとって今回は、王者として臨む雪辱戦だった。

試合開始直後、細川は右ハイキックを放って先手を取る。
宇佐美は強烈なパンチで応戦し、距離が縮まると細川が首相撲からヒザを狙った。

第1ラウンド終盤、宇佐美のボディ連打が細川を捉える。
第2ラウンドも宇佐美が前へ出てパンチをまとめ、細川は攻撃を返しながら耐え続けた。

最終ラウンドには細川が先に仕掛けたが、宇佐美は左ボディからパンチをつなぎ、首相撲からのヒザも当てる。
途中、細川の頭部が宇佐美に当たり、さらに後頭部へのパンチがあったとして試合が中断。
細川にイエローカードが提示された。

再開後は両者が正面から打ち合い、最後までダウンは生まれなかった。
判定は4者が宇佐美を支持し、1者がドロー。
4-0で宇佐美が勝利し、細川のリベンジを阻止して、RIZIN側の対抗戦勝ち越しを決めた。

宇佐美は試合後、細川が前回より大きく成長していたことを認めたうえで、RIZINに戻ってトップ選手と戦いたいと宣言した。

敗れた細川も、前回のようなTKO負けを喫することなく、宇佐美の強打を受けながら最後まで戦い抜いた。
結果は再び宇佐美の勝利となったが、BreakingDown王者としての成長を示す内容でもあった。

RIZINが勝ち越すも、BreakingDownの可能性も示す

最終結果はRIZIN側の2勝1敗。

ヤマニハの寝技と宇佐美の打撃が勝利に直結する一方、井原は鈴木との立ち技戦を制した。
異なる競技背景を持つ選手の強みが交差する対抗戦となった。

一方で、井原が鈴木を破った結果は大きい。

鈴木は長年にわたり立ち技の第一線で戦い、RIZINでも平本蓮YA-MAN、秋元強真らと対戦してきた。
その鈴木を、BreakingDownで成長してきた井原が延長とはいえ判定で下した。

井原の勝利は、BreakingDownで継続的に試合経験を積んだ選手が、RIZIN参戦経験者にも通用する可能性を示す結果となった。

今回の対抗戦はRIZINが勝ち越したが、両団体の間に新たな物語も生まれた。

宇佐美が掲げたRIZINでトップ選手と戦うという目標、細川の再起、そしてRIZIN選手への連勝を伸ばした井原の次の標的。
対抗戦は一夜で終わる企画ではなく、それぞれの選手の今後へつながる舞台となった。

BreakingDown対RIZIN対抗戦・試合結果

アラン“ヒロ”ヤマニハ ○ 一本(1R 13秒・ヒザ十字)● 虎之介

井原良太郎 ○ 延長判定5-0 ● 鈴木博昭

宇佐美正パトリック ○ 判定4-0 ● 細川一颯

対抗戦最終結果:RIZIN 2勝-BreakingDown 1勝

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