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ジャマール・ヒルがヘビー級転向を表明 初戦の相手にジョシュ・ホキットを指名

EasyFight運営
ジャマール・ヒルがヘビー級転向を表明 初戦の相手にジョシュ・ホキットを指名

元UFCライトヘビー級王者ジャマール・ヒルが、ヘビー級への転向を表明した。

ヒルは自身の番組で、数か月前から階級変更に向けて体重を増やし、筋肉をつけてきたことを説明。
復帰戦からヘビー級で戦う方針を明らかにし、その初戦の希望対戦相手としてジョシュ・ホキットの名前を挙げた。

現時点で対戦が正式決定したわけではない。

しかし、元ライトヘビー級王者が新階級で最初に戦いたい相手として、無敗の新鋭ホキットの名前を挙げたことで、ヘビー級の今後のマッチメイクに、新たな候補が浮上した。

王座返り咲きより、2階級制覇へ

ヒルは2023年、グローバー・テイシェイラを破ってUFCライトヘビー級王座を獲得した。

その後、アキレス腱断裂によって王座を返上。
復帰後にはアレックス・ペレイライリー・プロハースカカリル・ラウントリー・ジュニアに敗れ、現在は3連敗となっている。

最後の試合は2025年6月のUFCバクー大会で、ラウントリーに判定負け。
その後は膝の負傷と手術により戦列を離れてきた。

ヒルにとって、ヘビー級転向は単なる体重変更ではない。

ヒルは、ライトヘビー級王座へ返り咲くより、ヘビー級王座を獲得して2階級制覇を達成する方が魅力的だという考えを示した。

ライトヘビー級王座を一度獲得した実績は消えない。
ヘビー級でも頂点に立てば、苦しい連敗と長期離脱を乗り越えた復活として、より大きな意味を持つことになる。

数か月をかけて体を作り直す

ヒルは過去にも、負傷による離脱期間にヘビー級の上限に近い体重まで増えたことを明かしている。

今回は急な階級変更ではなく、数か月前から必要な体重を増やし、筋肉をつけてきたという。

ヘビー級では減量の負担が軽くなり、試合当日により自然な体格で戦える可能性がある。
一方で、相手の体重とパワーは大幅に増す。

ライトヘビー級で武器としてきたスピードやハンドスピードを維持できるのか。
体を大きくすることで動きが鈍くならないか。
組みの強い大型選手に押し込まれた際に耐えられるか。

階級を上げれば、減量から解放されるだけで成功できるわけではない。

ライトヘビー級で見せてきた打撃力を、ヘビー級でも維持できるかが注目される。
重要なのは、ライトヘビー級時代の速さを失わず、より重い相手の攻撃と組みに対応できる体を作れるかだ。

復帰時期については2026年末までを目標とし、難しい場合には2027年初頭も視野に入れている。
ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン大会への出場も希望しているが、具体的な日程は決まっていない。

なぜジョシュ・ホキットなのか

ヒルが初戦の相手に選んだのが、UFCヘビー級で急速に存在感を高めているジョシュ・ホキットだ。

ホキットは2026年6月14日の「UFC Freedom 250」で、デリック・ルイスに2ラウンドでKO/TKO勝利。
テイクダウンとパウンドで主導権を握り、第2ラウンド4分09秒、打撃の連打で試合を終わらせた。

これでプロ戦績を10戦10勝、UFC戦績を4戦4勝とし、最新のUFC公式ヘビー級ランキングでは4位に浮上した。

試合後には、ヘビー級へ転向したアレックス・ペレイラとの対戦を要求している。

ヒルは、敗戦直後のペレイラにはホキットとの試合を受ける理由がないとの見方を示し、自分こそ次の相手にふさわしいと主張した。

元UFC王者という肩書を持つヒルと、無敗で勢いに乗るホキット。

実現すれば、ホキットにとっては名前のある元王者を倒してタイトル戦線へ進む機会になる。
ヒルにとっては、注目株を破ることでヘビー級でも通用することを一度に証明できる。

双方に明確なメリットのある組み合わせといえる。

打撃のヒルとレスリングのホキット

技術的にも興味深い組み合わせになる。

ヒルは身長193センチ、リーチ約201センチの体格を生かし、サウスポーからの左ストレートとパンチの連係で相手を追い込んできた。

対するホキットは、フレズノ州立大学でレスリングとアメリカンフットボールを兼任し、卒業後にはNFLのサンフランシスコ・49ersと契約した経歴を持つ。
高い身体能力が武器で、デリック・ルイス戦でも打撃だけでなくテイクダウンとグラウンドでの攻撃を組み合わせた。

ヒルが距離を保ち、ヘビー級でもスピードの差を生かせるなら、ホキットにとって危険な相手になる。

一方、ホキットが組みついてケージへ押し込み、体力を削る展開に持ち込めば、階級転向初戦のヒルには厳しい試合となる。

特にヒルは膝の手術から復帰するため、組みへの対応や下半身の状態は重要な確認点になる。

対戦実現には疑問も残る

話題性のある組み合わせだが、UFCが実際にこのカードを組むかは分からない。

ホキットは無敗を維持し、UFC公式ヘビー級ランキング4位まで浮上している。
次戦の方針はまだ発表されていないが、タイトル戦線に近い位置にいる選手が、3連敗中で階級初挑戦となるヒルを相手にする必要があるのかという疑問は残る。

競技上の順位だけを考えれば、ホキットには現在のヘビー級上位選手を当てる方が自然だ。

ただし、元王者ヒルの知名度は大きい。

ホキットが勝てば評価を高められ、ヒルが勝てばヘビー級での実力を証明し、ランキング上位へ進む足掛かりを得られる。
大会の注目度を高めるカードとして、UFCが興味を示す可能性はある。

まず必要なのは、ヒルが膝の状態を回復させ、ヘビー級の体を完成させることだ。

連敗と負傷を経験した元王者が、階級を変えて再び頂点を目指す。

ジャマール・ヒルのヘビー級転向が復活の始まりとなるのか。
その最初の相手にジョシュ・ホキットが選ばれるのか、今後のマッチメイクが注目される。

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