UFC329・330の注目カードを整理|マクレガー復帰戦やマカチェフ防衛戦の噂

UFCの夏のビッグイベントをめぐって、いくつか大きなカードの噂が出てきている。
中心になっているのは、7月11日にラスベガスのT-Mobile Arenaで開催されるUFC 329、そして8月15日にフィラデルフィアのXfinity Mobile Arenaで開催されるUFC 330だ。
UFC公式も、UFC 329がInternational Fight Week内の大会として行われること、UFC 330がフィラデルフィアで開催されることを案内している。
現時点で注意したいのは、すべてが正式発表済みではないということだ。
すでに組まれているカードもあれば、交渉中・有力視・SNS上の匂わせ段階のものもある。
それでも、もし噂されているカードが実現すれば、UFCの夏はかなり豪華な流れになりそうだ。
マクレガー復帰戦はホロウェイ再戦か
噂段階ながら、最大の話題になっているのがコナー・マクレガーの復帰戦だ。
Ariel Helwaniの報道では、UFCはマクレガー vs マックス・ホロウェイ2をUFC 329のメイン候補として計画しているとされる。
ただし、現時点でUFC公式発表ではない。
実現すれば、ただの復帰戦ではなく、大きなストーリーを持つ再戦になる。
マクレガーとホロウェイは、2013年に一度対戦している。
当時はマクレガーが判定勝利を収めたが、その後の両者の歩みは大きく変わった。
マクレガーはUFC最大級のスターとなり、フェザー級とライト級で王者になった。
ホロウェイもまた、フェザー級王者として長くトップ戦線を走り、近年も強豪を相手に存在感を示し続けている。
もしこの再戦が組まれれば、テーマは明確だ。
長期離脱から戻るマクレガーが、まだトップレベルで戦えるのか。
そしてホロウェイが、かつて敗れた相手に現在の自分の強さを見せつけるのか。
競技的な意味では、ホロウェイの手数、耐久力、試合を通して落ちないペースが大きな武器になる。
一方で、マクレガーには今も一撃で流れを変える左がある。
復帰戦という不確定要素も含めて、実現すればUFC 329の話題を一気に持っていくカードになる。
ただし、現時点ではあくまで噂段階だ。
「決定」ではなく「復帰戦候補」「有力視されるカード」として受け止めておく必要がある。
マカチェフ初防衛戦はイアン・ギャリーか
もう一つ大きな噂が、イスラム・マカチェフ vs イアン・マチャド・ギャリーだ。
報道では、UFC 330でマカチェフのウェルター級王座防衛戦として、ギャリー戦が交渉中とされている。
UFC 330は8月15日にフィラデルフィアで開催予定で、海外メディアはこのカードが同大会に向けて動いていると報じている。
マカチェフはライト級で頂点に立ったあと、ウェルター級へ階級を上げた。
現在はウェルター級王者として、初防衛戦の相手が誰になるのかに注目が集まっている。
そこに浮上しているのが、ギャリーだ。
ギャリーはSNS上でもマカチェフに対して強い言葉を投げかけており、マカチェフも「契約を待っている」と反応している。
マカチェフ vs ギャリーはUFC 330に向けて交渉中と報じられているが、現時点で契約完了・公式発表には至っていない。
このカードが面白いのは、単なる王者対挑戦者ではなく、構図がはっきりしている点だ。
マカチェフは、圧倒的な組みとコントロールで相手を支配する王者。
ギャリーは、距離管理と打撃、そして試合を崩さない冷静さを持つウェルター級の上位候補だ。
マカチェフがウェルター級でも支配を続けるのか。
それともギャリーが、王者の組みを切ってスタンドで勝負を作るのか。
実現すれば、UFC 330のメイン級カードとして十分なインパクトがある。
パディ・ピンブレットの再起戦はサン=デニか
ライト級では、パディ・ピンブレット vs ベノワ・サン=デニの噂も出ている。
パディ・ピンブレット vs ベノワ・サン=デニも、SNS上の匂わせや海外報道をきっかけに、UFC 329候補として噂されている。
パディのフランスを連想させる演出や、サン=デニ側の投稿が噂の発端で、まだ非常に不確定な段階だ。
このカードが実現すれば、パディにとってはかなり厳しい再起戦になる。
パディは人気者だ。
キャラクター性があり、発信力があり、UFCの中でも注目される存在であることは間違いない。
しかし、トップ戦線で本当に通用するのかという問いは常につきまとう。
そこでサン=デニが相手になるなら、かなりハードなマッチメイクだ。
サン=デニは、前に出る圧力、削り合いを恐れないスタイル、フィニッシュを狙う姿勢がある。
パディにとっては、得意のグラップリングに持ち込めるかが鍵になるが、サン=デニは簡単に飲み込める相手ではない。
もしUFC 329にこのカードが加われば、マクレガー復帰戦の噂とは別に、ライト級の人気者同士による注目カードとして話題になりそうだ。
サンドヘイゲン vs バウティスタは複数媒体が報じる比較的確度の高いカード
噂が多い中で、複数媒体が報じている比較的確度の高いカードもある。
それが、コーリー・サンドヘイゲン vs マリオ・バウティスタのバンタム級戦だ。
サンドヘイゲンとバウティスタの再戦がUFC 329で行われると報じられている。
両者は2019年に一度対戦しており、その時はサンドヘイゲンが1ラウンドに一本勝ちを収めている。
この再戦は、派手なスターカードではないかもしれない。
だが、競技的にはかなり重要だ。
サンドヘイゲンはバンタム級の上位常連で、タイトル戦線に絡んできた実力者だ。
一方のバウティスタは、初対戦時とはまったく違う選手になっている。
サンドヘイゲン戦で敗れた後、13戦で11勝を挙げているとされており、着実に実力を積み上げてきた。
つまりこれは、単なる再戦ではない。
かつて敗れたバウティスタが、どれだけ成長したのか。
そしてサンドヘイゲンが、再び上位戦線に踏みとどまれるのか。
UFC 329がマクレガーやパディの話題に包まれたとしても、このカードはバンタム級の今後を考えるうえで見逃せない。
UFC 330は"王座戦の大会"になるか
UFC 330については、フィラデルフィアでの開催自体は公式に案内されている。
8月15日にXfinity Mobile ArenaでUFC 330を開催すると発表されており、フィラデルフィアで行われるナンバーシリーズとしては久々の大規模イベントとなる。
UFC 330は、タイトルマッチが軸になる大会として期待されている。
そこにマカチェフ vs ギャリーの噂が重なっている。
もしこれが実現すれば、UFC 330はウェルター級の今後を大きく左右する大会になる。
マカチェフが防衛すれば、2階級での支配力をさらに強めることになる。
ギャリーが勝てば、ウェルター級は一気に新時代へ入る。
UFC 329がスター性と話題性の大会だとすれば、UFC 330は王座戦と競技性で勝負する大会になるかもしれない。
噂が全部実現すれば、UFCの夏はかなり豪華になる
現時点で整理すると、UFC 329(7月11日、ラスベガス)はマクレガー vs ホロウェイ2の計画報道、パディ vs サン=デニの匂わせ噂、そしてサンドヘイゲン vs バウティスタの複数媒体報道が重なっている。
UFC 330(8月15日、フィラデルフィア)では、マカチェフ vs ギャリーのウェルター級タイトル戦が交渉中と報じられている。
もちろん、まだ正式発表前のカードも多い。
MMAでは、報道段階から契約完了までの間にカードが変わることは珍しくない。
それでも、ここまで名前が並ぶと期待せずにはいられない。
マクレガーは本当に戻ってくるのか。
相手はホロウェイなのか。
マカチェフの初防衛戦はギャリーになるのか。
パディはサン=デニという危険な相手を受けるのか。
そして、バンタム級ではサンドヘイゲンとバウティスタの再戦がどんな意味を持つのか。
UFCの夏のカードは、まだ完成していない。
だが、すでに話題の種は十分にそろっている。
正式発表が出るまで、しばらくはこの噂だけでも格闘技ファンの議論は尽きなさそうだ。
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