山口怜臣vs宮城成歩滝、時田隆成vs岸田宙大 PANCRASE 362を締める王座決定戦2連発

PANCRASE 362のラストを飾るのは、暫定王座戦と王座決定戦の2つのタイトルマッチだ。
コーメインでは、山口怜臣と宮城成歩滝によるバンタム級暫定王座決定戦。
一度は山口が判定で制したカードが、今度は暫定王座を懸けて組まれた再戦だ。
メインイベントでは、時田隆成と岸田宙大によるフライ級王座決定戦が行われる。
濱田巧が王座剥奪となり、ベルトは空位。
その新たな主を、2024年にプロデビューしたばかりの期待の新鋭2人が争う構図だ。
どちらも、単にベルトを懸けた試合というだけではない。
パンクラスのバンタム級、フライ級のこれからを占う重要な一戦になる。
バンタム級暫定王座決定戦 山口怜臣 vs 宮城成歩滝——支配力と破壊力がぶつかる再戦
まずバンタム級暫定王座決定戦では、1位の山口怜臣と2位の宮城成歩滝が対戦する。
このカードが組まれた背景には、正規王者・田嶋椋のROAD TO UFC参戦がある。
王者が世界への挑戦に向かう中でも、パンクラスのバンタム級戦線を動かし続けるための暫定王座決定戦だ。
その意味でも、山口と宮城の勝者は、階級の次の中心に立つ存在になる。
山口はTIGER MUAY THAI所属。
戦績は5勝1敗で、2024年ネオブラッド・トーナメント同級優勝&MVPの実績を持つ。
昨年は平岡将英、松井斗輝を連破し、展開を支配する力の高さを示しながらタイトル戦線へ近づいてきた。
山口の強みは、試合を自分のペースに引き込む力にある。
派手な一撃で一瞬にして終わらせるタイプというより、相手の武器を削り、展開を支配し、確実に勝ちへ近づいていく。
5分5ラウンドのタイトルマッチでは、その安定感が大きな武器になる。
対する宮城成歩滝は、7勝2敗。
7勝のうち6つをKO/TKOで挙げている破壊力のあるストライカーだ。
今年2月大会では、無敗のレスリングエリート・松井涼を右ストレートで沈め、あらためて一撃の怖さを見せつけた。
両者は2024年7月にも同じ立川ステージガーデンで対戦しており、その時は山口が判定勝利を収めている。
今回は、ベルトを懸けた再戦だ。
前回は山口が勝った。
そこから再び勝ち星を重ね、松井涼をKOで沈めるところまで戻してきた。
決定力という武器に磨きをかけ、ベルトを懸けたこの再戦に臨む。
山口が再び宮城を封じ、暫定王者としてバンタム級の中心に立つのか。
それとも宮城がリベンジを果たし、一撃で流れを変えてベルトを奪うのか。
この試合は、山口の支配力と宮城の破壊力がぶつかる一戦だ。
フライ級王座決定戦 時田隆成 vs 岸田宙大——空位の王座を争う新鋭対決
そしてメインイベントでは、時田隆成と岸田宙大がフライ級王座を争う。
濱田巧が王座剥奪となり、ベルトは空位。
その空位フライ級王座を懸け、1位の時田と3位の岸田が5分5ラウンドで激突する。
どちらも2024年にプロデビューしたばかり。
プロデビューからわずか2年足らずで王座に手をかける2人の対戦は、パンクラス・フライ級の新しい局面を象徴している。
時田は4戦4勝。
昨年7月の立川大会では眞藤源太に判定3-0で勝利し、デビューからの連勝を4に伸ばした。
レスリングで培ったスクランブル力とフィジカルを武器に、グラウンドパンチでのTKO勝利も重ねてきた選手だ。
対する岸田は6勝2敗。
元王者・猿飛流に判定負けを喫した後、浜本“キャット”雄大、眞藤源太に勝利。
いずれも1Rで仕留めて連勝している。
柔術全日本選手権優勝の実績を持ち、極めの強さを武器にする選手であり、一度チャンスを掴めば一気に試合を終わらせる怖さを持っている。
時田は、組みとフィジカルで試合を制圧するタイプ。
岸田は、仕掛けの速さと極めの強さで流れを奪うタイプ。
この構図は非常に分かりやすい。
時田がトップを取り、パウンドで削りながら王座を掴むのか。
岸田がその圧力を受け止めながら、スクランブルや寝技の攻防で一本の機会を作るのか。
5分5ラウンドという長い試合時間の中で、どちらの強みがより長く機能するかが勝敗を分ける。
バンタム級とフライ級、それぞれの未来を決める2試合
PANCRASE 362のラスト2試合は、バンタム級とフライ級、それぞれの未来を決める戦いだ。
山口怜臣か、宮城成歩滝か。
時田隆成か、岸田宙大か。
正規王者が世界へ向かうバンタム級。
王座剥奪によって空位となったフライ級。
新たな局面を動かすのは、誰なのか。
立川のケージで、新しい王者の名前が刻まれる。
大会情報
大会名:PANCRASE 362
日時:2026年5月31日(開場13:00/開始13:30予定)
会場:立川ステージガーデン
主催:株式会社FEN パンクラス事業部
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