芳賀ビラル海と貴賢神が計量オーバー 扇久保博正vs神龍誠は無事クリア、RIZIN仙台はいよいよ明日

6月5日、「RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI」の公開計量が宮城県内で行われた。
東北地方で初めて開催されるRIZINを翌日に控え、出場選手たちが最後のフェイスオフに臨んだが、すべての選手が問題なく計量を通過したわけではない。
芳賀ビラル海と貴賢神が規定体重を超過し、決戦前日に不安を残す結果となった。
芳賀ビラル海と貴賢神が規定体重を超過
71.0kg契約で“ブラックパンサー”ベイノアと対戦する芳賀ビラル海は、71.10kgを記録。
規定体重を100グラム超過した。
わずかな超過とはいえ、契約で定められた体重を守れなかった事実は変わらない。
対戦するベイノアが規定体重をクリアしているだけに、芳賀には厳しい目が向けられることになる。
さらに、120.0kg契約で酒井リョウと対戦する貴賢神は121.20kg。
規定体重を1.2kgオーバーした。
ヘビー級とはいえ、こちらも同様に契約で定められた体重を守れなかった事実は変わらない。
対戦相手の酒井が計量をクリアしていることを考えても、コンディション面を含めて貴賢神には試合での責任ある姿勢が求められる。
両試合の実施条件やペナルティ、公式記録の扱いについては、通常の条件で開催されることが発表された。
扇久保博正と神龍誠はタイトルマッチへ準備完了
メインイベントでフライ級王座を争う扇久保博正と神龍誠は、ともに57.0kgの規定体重をクリアした。
フェイスオフでは、王者・扇久保と挑戦者・神龍が至近距離で向かい合い、決戦直前らしい緊張感を漂わせた。
言葉を交わさなくても、両者の表情からこの一戦に懸ける強い思いが伝わる場面となった。
両者が初めて対戦したのは2024年7月の「超RIZIN.3」。
かつて練習をともにした両者による因縁の対決は、扇久保が判定3-0で勝利した。
今回は王座を懸けた再戦だ。
扇久保にとっては、長年にわたって日本フライ級のトップを走ってきた自身の強さを、王者として改めて証明する戦いとなる。
一方の神龍にとっては、前回の敗北を清算すると同時に、故郷・宮城でRIZINのベルトを奪う大きな機会だ。
試合運び、レスリング、グラウンドコントロール技術が極めて高く、国内最強の呼び声高い扇久保に対し、神龍は打撃の完成度、スピードのあるタックルと極めの強さを武器とするファイターだ。
互いの特徴をよく知る者同士だけに、派手な攻防だけではなく、一つひとつのポジション争いが勝敗を左右する高度な戦いになるだろう。
元谷友貴とトニー・ララミーは59.0kg契約をクリア
この一戦は当初57.0kg契約だったが、ララミーが犬に噛まれた際の治療で抗生物質を服用し、通常の体重調整が困難になったことから、両陣営の合意によって59.0kg契約へ変更された。
前もって契約体重が変更されたため、今回の芳賀や貴賢神の体重超過とは事情が異なる。
元谷とララミーは変更後の規定体重をそろってクリアし、試合実施に向けて準備を整えた。
国内トップクラスの経験と総合力を持つ元谷に対し、ララミーがアクシデントを乗り越えてどのような動きを見せるのか。
今後のフライ級戦線を考えるうえでも重要な一戦となる。
矢地祐介vsISAOなど注目カードが並ぶ
ともに国内のトップ戦線で長く戦ってきた実力者だが、現在の立場を考えれば勝利が必要な一戦だ。
矢地が打撃と経験を生かして再浮上への足掛かりをつかむのか。
それともRIZIN初参戦のISAOが持ち前の完成度を示すのか。
ライト級の生き残りを懸けた緊張感のあるカードとなる。
第3試合では冨澤大智が加藤瑠偉と対戦。
冨澤にとっては再起を懸けた重要な一戦となり、宮城県出身の加藤にとっては地元で名前を売る絶好の機会となる。
そのほかにも、直樹vs黒井海成、赤田功輝vs井上聖矢など、打撃戦が期待されるカードが並んだ。
オープニングファイトを含め、序盤から会場を盛り上げる試合が続きそうだ。
計量終了、残るはケージでの決着のみ
芳賀ビラル海と貴賢神の体重超過という問題は残ったが、メインイベントのタイトルマッチを含む多くのカードは、予定通り決戦へ向けて最終段階に入った。
特に扇久保博正と神龍誠の再戦は、王座、過去の判定、元練習仲間という関係、そして神龍の故郷での開催と、さまざまな物語が重なる一戦だ。
王者・扇久保が再び神龍を退けるのか。
神龍が地元仙台で雪辱を果たし、新王者となるのか。
「RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI」は6月6日、ゼビオアリーナ仙台で開催される。
計量を終え、あとはケージの中で決着をつけるだけだ。
